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2015年03月22日

第538話「(閲覧要注意)映画感想『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル』〜一言で表すならば『面白かったしつまらなかった』〜」



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3連続で続けます映画プチ感想、第二弾は今週公開となりました「プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」となります!!!!


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公開中の映画につき感想は「追記」よりどうぞ。

まずはしりとりから!


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キャラクターしりとり
・ルール&始めからはこちら
ネタバレ注意
・今までのまとめである「キャラクターしりとり辞典」は、現在2種類ございます。お好きな方をどうぞ。なお、VOL順の方が見やすくなっています。
作品順
VOL順

VOL.457
(前回:タブー)

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ブハラ
作品名:「HUNTERバツ1HUNTER」
単語:「ぶ」→「ら」
説明:休載に定評のある「HUNTERバツ1HUNTER」に登場するキャラクター。
第287期ハンター試験の第二次試験の試験管で、「メンチ」のパートナーである美食ハンター。
見た目の通りといえるのか大食漢であり、豚の丸焼き70人前食べて腹一杯になるという人外じみた食欲の持ち主である。
その一方で暴走すると周りが見えなくんるメンチのブレーキをかけようとするストッパーのような役割も持っているが、本編中ではメンチは全く言い分を聞き入れていなかった。
従って食欲に反して、意外にも常識人であったりする。
TVアニメ版の声優は第1作は高橋啓士氏、第2作は金丸淳一氏。



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ネタバレ注意






では始めます。



本作は3月14日より公開されました、「プリキュアオールスターズ」シリーズの第7作目になります。
本シリーズは第1〜3作が「DX」シリーズ第4〜6作が「New Stage」シリーズ3部作で例年展開してきたので、新たなるシリーズの1作目という解釈ということでいいのだろうか?
歴代のプリキュア総勢40人が一同に結集し、一つのドラマを生み出すといえば実に壮大な物語に見えますね。
第1作「DX1」は総勢14人だったわけですから、7作目ではその数約3倍!!!!!
初代から追いかけている自分としてもほんと増えたよなぁなんて思わずにはいられない。それだけの歴史の重みを感じられるシリーズなのです。


最初に結論から書きますとですね。
本作は非常に評価の難しい作品と断言していい。
その上で私の意見を言いますと、「面白かったしつまらなかった」というタイトルに繋がります。


まずは本作の評価点を挙げていきましょうか。
真っ先に挙げないといけないのは、歌とダンスパートに挿入されます歴代シリーズの「イメージビジュアル」の数々でしょう。
内容は明確に後日談が描かれているものもあれば(5GoGo・フレッシュ・スイート・ドキドキetc)、あくまで「イメージビジュアル」だった作品もあったりバリエーションは豊富(ブルーが大使館にいる・ミラージュやファンファンがいないという本編最終回と明らかに矛盾しているハピネスチャージ。もしかしたら他にもあるかもだが)。
これはシリーズファンとしてはたまらないものがありました。
原作のその後が本編中で語られている作品もありました(ふたプリMH・フレッシュ)。
過去の「オールスターズ」シリーズではプリキュアこそ出てくるものの、作品のその後といった掘り下げはほとんどありませんでしたからねぇ。
言い方悪いけど、「New Stage」シリーズなんかは数の多いだけの雑hy(ry まぁ、これって仮面ライダーのオールライダーものとかにも思いがちなことなのですが。
この一連のシーンで個人的に思い出したのが、「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」でした。
この作品は、劇場版「愛・おぼえていますか」のEDで挿入予定であったが没となったシーンを、劇中の歌にのせて制作されたミュージッククリップ的なOVA作品で、「愛・おぼえていますか」を視聴した後に本作を見ることで感動できる仕上がりとなっています
本作と「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」に共通していることは、元の作品を知っていることで楽しさや感動がより増すということ。
逆を言うならば、それらの作品を知らない人にとっては良さが伝わらないとも言えます。
「元の作品知らなくてもその作品の雰囲気を知れて良かった」という少数派の意見もありますが、それでも後日談だと明確に分かる以上どう考えても元の作品を知っている人向けの映像に編集されているのは事実です。
なので、私のようなシリーズファンにとっては評価点となりうる要素ではあるかもしれませんが、現行のリセプリしか知らない人に同じことが言えるのかというと疑問符が生じます。
私のTwitterのTLでは比較的好評なのに対して映画のレビューサイトなどで不評なのは、プリキュアをどれくらい知っているかの差が出ているからではないでしょうか。
つまりは、プリキュアシリーズをどれくらい知っているかどうかで本作の評価が左右されると言っても過言ではないのです。
しかし、仮にプリキュアシリーズを見続けてきた人間にとっても見ていて非常に辛い要素は数多くあるのですが……今は評価点を挙げているのでこれについては後述。


ダンスパートの部分では原作では見ることの叶わなかった曲×プリキュアの組み合わせで構成されている作品もあります。
基本的には「追加戦士を加えたバージョンによる前期OP or ED」という感じ(フレッシュ〜スイート)。
とは言っても全ての作品がそうというわけではないのですが(追加戦士のいないスマイル・映像自体は新規だが追加戦士もいるバージョンの後期EDが採用されたドキドキ・ハピネスチャージ)。
リセプリに関しては背景こそ違うもののモーションなどは完全にEDの流用というやっつけ( ̄▽ ̄;)
そもそも、ダンスパートなんてものが存在しなかったふたプリMH・ふたプリSS・5GoGoまでの3作は完全新規のCGムービーで目新しさもありましたね。
スマイル以降がそのままなのは、そのまんまの作品も入れてメリハリというか違いを出したかったのか、ただ単に流用したのか。個人的には新規の映像率の方が高かったので良しとします。


本作は現行作品であるリセプリが中心となって話が展開されるわけですが、ちょうど本作が公開する週に放送された第6話がチーム結成回で、その後を想定した物語となっています(正確な時系列なんかは設定していないと思いますが)。
過去のシリーズを振り返ってみるとアフレコした時期の問題※現行作品第2〜3話の時期にアフレコすると聞いたことがあります)もあるのかもしれませんが、本編ではやっと慣れ始めたと感じるのにオールスターズではぎこちない、という逆転現象があったりしました。
本作はそういう部分での違和感がなかったですね。
また、リセプリはまだ始まったばかりということもあってかキャラの掘り下げがまだ十分とは言えませんが、本作では現時点で原作では見えないキャラの性格の部分が見えたのも良かったです。
特にそう思えたのはみなみ
当ブログの感想でも散々突っ込んでいますが、本編では現在はるかやきららと比べるとイマイチ地味な部分が否めません。
しかし本作では個人的に印象的なセリフやシーンが多くありました。はるかやきららよりもね。
特に挙げるべきは、プリンセス繋がりで誰もが「絶対ある」と思っていたであろうリセプリ達とハピネスチャージのおひめちゃんとの会話では、おひめちゃん本来の名前を噛まずにしっかり呼んでいたシーンなんか彼女の真面目さを象徴してたなぁ。
ちなみにこのおひめちゃんの本名、ハピネスチャージ本編ではいおなくらいしかまともに呼んでいた人いなかったし、そんな名前だったなぁなんて思い出しましたw
他にも歌やダンスのパートでは面白いツッコミをしていたり、現在の本編以上にはるかを支援する発言をしていたりなどなど、みなみの評価が一変する勢いだったかもしれません。
反面本編では優遇気味であったきららの出番は抑え目で、そこらの匙加減は上手かったかも。
はるかに関しても、前半で歌が上手く歌えないという伏線を張り中盤で先輩たちの激励を受け後半で一歩踏み出し成長する……というプロセス自体は現時点の本編を踏襲している感がありましたね。
という感じで、リセプリ関連の要素は全体的に悪くなかったどころか個人的には満足でした。EDの流用除けば


私の中でかなり思い入れの深いハピネスチャージの面々に関しては、最初に出てきただけで涙出てきました。゚(゚´Д`゚)゚。
いや、特別贔屓されていたとかそういうことことではないんですが、私の中でハピネスチャージは最終回で全てが完結した作品という解釈だったのですが、その後も生き続けている彼女たちを見ていたら思わずうるっときちゃいまして(´;ω;`)
要するに、私はこれでもかとハピネスチャージが好きだったんなぁなんてことを再認識しましてね。
前述の歌とダンスの「パーティハズカム」ののイメージビジュアルなんかも、本編のことを思い出した影響でまたしても涙がががが(´;ω;`)
どんだけ泣いてるんだっつうか私どんだけハピネスチャージ好きなんだよwwww
これで選曲が原作だとハニーとフォーチュンがいなかった「プリキュアメモリ」だったら完璧だったのに。
とは言ってもこっちは前作のEDテーマになってたから不採用、だったのかな……?でもパーティハズカムだってハピチャ劇場版のEDだったけど
私愛してますゆうゆう/キュアハニーに関しても、原作の性格をしっかり踏襲していて彼女の個性がハッキリ出ていた点も素晴らしかった。
例えを食べ物に結びつけたりなんかもまさにそれでしたね。後半のアクションシーンでプリンセス・マーメイド・トゥインクルの同じ色同士の先輩後輩で行動して王様と王妃様助けに行くシーンはお気に入りのシーンの1つです。
というか後半の会話はハニーが一人おいしいとこ持っていった感がありましたwww


後New Stageシリーズから問題視されている歴代プリキュアの声の問題については、意外なキャラが喋っていたことが新鮮に感じれてよかったかも。
具体的にはスマイルのあかね/サニーと、ドキドキの六花/ダイヤモンドの二人なのですが。
ハートキャッチ・スマイル・ドキドキに関しては主役格は勿論2号ポジションのキャラに声がついていたという感じでした。スイートは相変わらず響/メロディ一人だけどな(´・ω・`)
マナ/ハートと六花/ダイヤモンドの絡みはもう原作通りで見ていて惚れ惚れしましたし、あかね/サニーの突っ込みも相変わらずで思わず笑ってしまいそうにw 
しかし、スマイル単独のアクションシーンではみゆき/ハッピーが仕掛けを突破するのが面倒だから横の壁をぶち壊してそこから進もう!とハッピシャワーを壁にぶち当てるけどこんな脳筋キャラだったっけ?

DX2から皆勤のえりか/キュアマリンは今年も平常運転と言った所で、アクションシーンでメロディに助けてもらっていたシーンは印象的。ただ、贔屓が過ぎるという意見も多いのでマリンの皆勤はやはり賛否両論と言った所ですかね……?
DX3から見続けている人間としては「今年のえりかは何するんだろう」と期待する所はありますが、毎年特定のキャラ皆勤にするくらいならやっぱり声のついていない他のプリキュアにも喋ってほしいとは思いたくなる気持ちも分からなくはありませぬ。
所で、スマイルは(主役のみゆき/ハッピーを除き)前作はやよい/ピース・なお/マーチが喋っていて本作はあかね/サニーが喋っていたのですが……れいか/ビューティマダー( 'ω')? なんて話をしていたらキリがないか……(´・ω・`)

……という感じで、(声の有り無しはさておくとして)歴代作品の扱いに関しては例年に比べて遥かに良かった点はやはり評価せざるを得ないかなぁ。
歴代作品で思い入れのある作品があればあるほど心にくるものはあります。それは間違いありません。



ここまで散々褒めてきたわけですが、ここからは批判タイムになります。
本作のマイナス部分、不満点を挙げていきましょう。


まずは、前6作2シリーズとは異なるアプローチをしよう!ということで様々な新要素を打ち出していたという意欲的な挑戦魂は評価に値しますそれが全て作品にとってプラスに働いているとは言い難いものだったことも言及しなければなりません。


例えば、プリキュア5の頃から恒例だったライトの応援を廃した点は意欲的だと言えなくもないですね。
マンネリ打破のつもりだったのかもしれませんが、後述の子供たちが盛り上がっていなかった要因にも繋がっていたかもしれないのでライト廃止はしなくてよかったんじゃないだろうか。


EDが実写映像になっていたこともありますね。
モーニング娘のPVと実写で女児がラブリーとフローラと一緒に踊っている映像を流しながらのEDとなっていました。
これもかーなーり賛否両論でしたが、個人的にはまだ許容範囲です。ただ踊っている女児たちがあんまり楽しそうに見えなかったというのはありますかねぇ……。


そして本作の評価で大きく槍玉に挙がるのは、「作劇面を一切廃した」点。
個人的には、作劇を廃したという試み自体は決して悪くなかったと思うのです。
前作の素晴らしさでプリキュアの作劇にもある種限界のようなものがあったというか、あれ以上のクオリティの作品を求めるというのがそもそも酷ですし。
だからこそ歌とダンスという異なる視点からでアピールをということだというのはハピチャ劇場版ラストの予告からも読み取れたことではあります。
なのですが、作劇を廃した=作劇を最低限以下の水準のクオリティにしていいというわけではないと思うのですよ。
本作のストーリーは「ない」というより「作劇として成り立っているのかも微妙」と思えるレベルです。


突っ込めばキリがありませんが大きな問題として、今回の敵であるオドレン・ウタエン。
歌とダンスが中心になるという都合上どうしてもその司会進行というものが必要になってしまう。
だからプリキュアに比べて彼らのセリフが多くなってしまうといったことはまだしょうがないとしても。
彼らのキャラ付けは視聴者にとって同意を求めにくいものというか、「こんなんが敵なの!?」って言われてもしょうがないような2人組なのがねぇ。
仮にも(過去作品ネタバレ注意)宇宙そのものとも言えるほどの邪悪な意思や、宇宙創造より前に存在していたとされる虚無や、当時の歴代作品の敵組織のキャラを全て吸収した邪悪の神そのものなんかを相手にしてきた伝説の戦士たちだぜ?
そんな人たちが、あんな胡散臭い一言で歌やダンスを披露しよう!なんて流れになるかな?
飲み物があるから〜って言って妖精達をそのまま放置するようなことをするかな?
始めてきた国で誰一人怪しまずあの二人を信頼するって、違和感しかなかったかなぁ。
あのいつきやゆりさんがいるのにだぜ?まぁこの二人は声がなかったからいないも同然と考えて百歩譲るとしても、声有りのキャラでも六花やマナだっていたのに……。
フォローを入れるならば、一応いおなとゆうゆうが二人を疑うシーンはあります。でもそれだけ。ハピチャ劇場版のような上手い感じではなかった。
個人的な違和感としては、オドレン・ウタエンって名前なのに専用のキャラソンがあったこと。ネーミングとこの展開は明らかなミスマッチじゃあないだろうか。
名前にあやかって、本気で歌や踊りが嫌いで興味ないが、プリキュアたちに感化されて歌や踊りが大好きになった!ってキャラの方が敵としての印象がまだ違ったような気がしなくもない。
とにもかくにもこの二人の存在は実に中途半端で、敵という表現すら正しいのかと疑うレベル。
ただ、プリキュア全員の変身アイテム奪って宝箱に封印→宝箱の鍵を破壊 というのはそれなりに絶望感あったね。
その後のイマココカラの復活でその絶望感もただの肩透かしで終わっちまいますが
もっとも、歴代作品を見てプリキュア達のことを知っている自分としては、「プリキュアがこんなアホな作戦引っかからねーよ!40人もいるのに!!!!!」ってなるんだよねぇ……。
ある意味、数だけの雑兵って前述した冗談は本作では間違った表現ではないのかもしれません。


歌やダンスがメインではありますが、この要素が滑っていた感があるのも否めない。
まず、本作は公開前やインタビューなどで散々「映画に来ている子供たちも一緒に参加できる」ことを猛烈にアピールしている所がありました。
それ自体は別にいいとして、実際の本編の映像を見るとあれで一緒に歌ったり踊ったりしてみよう!なんていうのは酷なものだよね、と。
前述通り歴代プリキュアの歌とダンスを披露するシーンではイメージビジュアルが挿入されます。その期間がすごく長く、実際ダンス踊ってるシーンってAメロ入る手前とサビの部分だけなんですよね。
レビューサイトなどで見たところ、「途中でビジュアル挟むから踊っていた子供が戸惑っていた」なんていう意見を見ました。
イメージビジュアルのシーンは「歴代ファンなら楽しめる」ということは前述した通りなのですが、こういう面での弊害があったんじゃないかなぁ。
「一緒に参加できる」というのはあくまでフルで流した本作の肝とも言える「イマココカラ」のことを指していたのかもしれませんが、それでもメインとしてるのは歌とダンスなわけで。
あのCGムービーの中途半端さは目につくところではある。
かと言ってあのイメージビジュアル削ればいい!と言えるかというとこの部分こそ本作最大の評価点というのもまた事実でしてね……。
だからひっじょぉぉぉぉぉに難しい問題なんだよなぁ。
でも本作の重要なのは歌とダンスなのであって、このイメージビジュアルではないと思うんだよ。
だからそう考えるとやはりあの扱いが正しかったとは言い難いものがあるのかもしれない。
ちなみに私は公開二日目の15日の昼の回に見に行き、女児もたくさんいる中で視聴しましたが、踊ってる子はおろか本編中笑い声や喋る女の子が一人もいないというシリーズ初の珍事に遭遇しました。
もう何が一番残念ってここなんだよ。
プリキュア映画っていうのは私が唯一女児の反応が見れる貴重な機会なんですよ。
前作やハピチャ劇場版では女児が楽しそうにしている所もたくさん見れたし、今までの歴代映画だって何かしらそういった場面に遭遇できたのですが、それなりに客席の多かった昼の回に行ったにも関わらずこの反応のなさです。
私が見た時にいた女児がたまたまハマれなかった人たちだけが集まっていたという運の悪さだったのだろうか。でも周りの評判を見てもそんなに女児が楽しんでいた、という声も聞かないんですよね。
本作の最大の失敗ってここにあるんじゃないかなぁと思えてならない。
本来のターゲット層を見誤った話運びをしていた感はやっぱりあるんだよなぁ。そら私らにはたまらん要素だったと思うんだけど、同時に「これはいいの?」と思わずにはいられない。


申し訳程度に挿入される後半のアクションシーン、ここも良いところもあるっちゃあるんだがものすごいパワーダウン感が否めない。
ダンスCGの中途半端さといい、低予算で作られたと確信できるレベル。
作画の低品質なこともよく話題になりますけど、そこはまだ許容できる。
でもプリキュアの要であるアクションがこの体たらくなのは納得できん。
歌とダンスがメインとは言っても、アクションをおざなりにしていいことにはならないだろ!
そもそも、イマココカラ唐突に歌って全員復活する展開がなんかなぁ……。変身アイテムが戻っていく過程なんて一切なかったしね(´・ω・`)
曲や踊りはいいのに展開が全然熱くなれるものではなかったんだよね。
ラストバトルに至っては、巨大バトル感0。そもそもバトルする必要のない存在との戦いだからってのはあったかもしれないけど。
前作までは敵の体の一部分を歴代チームで抑えたりとか動きを止めたりとかそういうのもあったのに、今回は一辺倒すぎる戦闘で実に単調です。
映画限定フォームのフローラのプリマヴェーラに覚醒する展開も全然燃えるものがない。ラブリーが手渡すのは良かったけどね。
そして全編通じて言えることは、変身バンクなんてものが存在しなかったこと。
過去にも歴代のプリキュアは変身した後登場したということは何度かありますけど、現行のプリキュア達ですら変身シーンが1つもないなんていうのはさすがにビックリです。
しかも変身バンクをカットするほど尺が足りなかったというとそうにも思えない。非常にモヤモヤします。全員が無理でもせめてリセプリとハピチャぐらいは……ってのは我儘なのかな?別に新規作画で描けとも言わないよ。TV版のものをそのままぶっこんでくれたってよかった。
後必殺技なんてものもラストバトルで使ったプリマヴェーラの光線こと「プリキュア・レインボートルネード」以外ほっとんどありません。(ラブリービームや、ハッピーが技名言わずにハッピシャワー使ってるっぽいシーンはありますが)
こういう所一つあるかないかだけでここまでアクションの見栄えが悪くなるものなんだなってことに気づけたのは良かったのかもしれない……(´・ω・`)


作劇を一切廃したとは言っても、本編シーンで何か胸が熱くなれる場面が一つでもあれば良かったんだけどそれもなかった。
おまけにメインである歌とダンスの要素も扱いが雑。
正直八方塞がり過ぎるというか、新機軸の要素が滑りすぎててガッカリです。
作劇面での去年までのもの以上のもの期待はしていなかったとはいえ、それ以上にガッカリされる代物を出されるとは思いもしませんでしたよ。
「まだ1作目だし、次回作以降で評価が変わるんじゃないの?」という意見もあります。
確かにNew Stageは3を見たことで1作目が再評価されたという事案はありましたが、本作に果たしてそれはあるんですかね……?
再評価の余地が全くないとまではいいませんけど、少なくとも映画単体で見るなら現時点の全18作の中でダントツでワーストなのは間違いないと思います。
内容が完全にガッチガチのプリキュアファン向け・歌とダンスの要素は雑・アクションシーンは燃えるものも何もない。
これで前2シリーズのように3年続けていくのは正直かなり厳しいレベルだと思ってなりません。



本シリーズって、過去作知らなくても「プリキュアの歴史ってここまで大きくて壮大なものなんだね」って思えることに素晴らしさや魅力を感じていた所がありました。
しかし本作はそれとは打って変わり、「プリキュアの今までの歴史を知っていることでより楽しめるよ!」っていう仕様変更されてしまったこと。
確かにそれによって歴代のファンからの評価が高いのは事実です。
でも1個の作品としてそれってどうなんだろう
10年の歴史を何も知らない人間にとっては、ただの手抜きの歌とダンスを延々と見せつけられた挙句中途半端なアクションと何も面白くない作劇を見せられただけの映画、という評価になっても私は何も反論できません。
だって実際の作品がそう言う作りだったんですから。
そういう内輪的なノリが強すぎるからこそ賛否両論なのは当然だし私も素直にこれが良かった!とは言えないのですよ。
なんというか、映画でやるノリじゃあないんですよ。
OVAとか、BOXの特典のドラマCDとかそういうノリだしそういうクオリティ。
良かった点が全くないとは言わない。駄作だとも思わない。
でもこれが今後の路線になるんだったら、絶対やめてくれと強く言わせていただきたい。
同人じゃあないんだ。一部の人にしか楽しめないようなものなんて映画という媒体で作るべきじゃあないし、映画という娯楽の形として完全に間違ってる。
ただプリキュアだけ集めて物語やりたいっていうんだったら、それは映画である必要はない。ゲームや漫画だっていいんだよ。
ずばり、

本作は今までの映画だから出来たことっていう面がものすごく弱くなってしまっている!!!!!!!

厳しい言葉のようだが、そう言いたくなるほどのものであったのもまた事実です。
私はプリキュアが好きです。それはこのブログを読んでいただけばよくわかると思います。
だからこそだ。だからこそこの程度の代物で成り下がるような作品じゃあないって私の中で確信している。
先程も書きましたが、私は本作が駄作とは思っていません。嫌いでもありませんし許せないというほどの作品では決してありません。
それでも、このやり方が正しいと肯定は絶対にしません。



グダグダ文句言っててもしょうがないのでここでまとめます。
何度も言うが、歴代作品を追いかけ続けてきた人にとってはたまらないものがあります。
今まで見てきたプリキュアに好きな子がいる。そしてその子達の「その後」が描かれている。
また、現行のリセプリにもTV版とは違った活躍や魅力が盛り込まれていて、リセプリが好きな人にだって満足できる部分はある。
これだけでもファンなら見る価値は大いにあると思います。是非劇場にいってください。
ですが。
それ以外の面についての期待は一切してはいけないし、期待すればガッカリすることは間違いありません。
特に、歌とダンスという一番メインの要素まで扱いが雑というのが致命的です。
言うまでもなくストーリー面もアクション面も前作までよりはるかにパワーダウンしています。
子供向けと子供だましってのは全く違うというのが自論ではありますが、申し訳ないが本作のそれは子供だましに近いとも思えるほど(本当はそんなこと思いたくない)に大きくパワーダウンしています。

前作までとは切り離した上で見るなら合格。
シリーズの流れで見るなら完全に滑ってしまっているから不合格。
タイトルの「面白かったしつまらなかった」というのはまさにこういうことでした。



文句ばっかりになってしまったが、好きな作品・応援したい作品だからこそ言うべきことは言わないとと思って書いただけです。
好きだからって盲目になるのは違うと思うからね。
だから本作を一辺倒に傑作!という人も駄作!という人もどっちも信用できません。
これでいいのか?これからのプリキュアはこうあるべきなのか?
そんなことを深く考えさせられる難しい作品でした。
そして一つだけフォローするなら。
New Stageの1作目も最初は大バッシングを受けた映画です。そこから2→3と積み重ねて次第に評価の高まったシリーズでもあります。
秋の単独映画が王道一直線なのだとしたら、オールスターズは試行錯誤しつつ独自の魅力を探求する邪道一直線。
今回の実験が、来年あるかもしれない続編の面白さに繋がってくれるかもしれません。
そうなってくれることを、一ファンとして強く願います。


次回は「劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!」です。

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posted by なたる at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
春のカーニバルについて。

個人的にはプロモーションビデオ感あって一応のおすすめは出しておいてますが、確かに賛否両論ではありますね。
こればかりは傑作だとも駄作とも言えませんね。恐らく見た人によって善し悪しは分かれる気がします。

過去のキャラの誰かに愛着あれば感動できる点はあるでしょうし、戦う女の子のバトルものとしてはまったく楽しめないと両極端なので。

まぁ、歌で対話と和解狙うってコンセプトは否定はしませんが………
やはり小さな子にはまだ難しい面もあるでしょうね。

流れ的にはオドレンとウタエンのキャラが立っていた気がしますね。
ただ、ふたりには「ごめんなさい」を言わせるべきではなかったかなぁと(やはりそこはちいさな女の子向けなので)

まぁ今回は大友向けな作品であったのは言うまでもないでしょうね(何でも外国人プロデューサーがアナ雪に憧れて初プロデュースの春のカーニバルにアナ雪要素を取り入れちゃったのが原因らしいですが)

ちなみにスマイルパートとドキプリパートは何げに感動しました。

しかし今年は判断の難しい作品でしたね………来年はどうなるのでしょうか。
Posted by まさ at 2015年03月22日 22:37
今回は非常につまらない。

ボクタンPを東映アニメーションから排除した方がいいんじゃね?

オールスターズも限界だし。
Posted by 春のカーニバルは糞作品 at 2015年04月06日 14:34
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